名称:F-15J/DJ イーグル 要撃戦闘機 所属:航空自衛隊

F-15J/DJ イーグル 要撃戦闘機

 航空自衛隊が保有する日本国の主力防空戦闘機。
F-15はアメリカ空軍がF-4 ファントムUの後継機として採用した高性能長距離戦術制空戦闘機であり、F-15Jはその日本仕様である。 米国からの直接購入ではなく、三菱重工によるライセンス生産を行っているが、 戦術電子戦システム(TEWS)に関しては国防上の理由から米国がライセンス供与を拒否したため、 日本独自の国産のシステム(JTEWS)が搭載されている。
 F-15は冷戦のさなか絶対的な航空優勢を確保するべく開発されただけあって、極めて優れた空戦能力を有する。 性能に関しては文句のつけようがないF-15ではあるが、機体が高価すぎるため採用国は米国以外では日本、イスラエル、サウジアラビアの3ヶ国のみである。 (最近、韓国で採用が決定したF-15KはF-15Eの韓国版であり、F-15Eは外見はほぼ同じであるものの、機体構造などを見るとF-15とは実質的に異なる機体である。)
 優れた性能を有するF-15Jではあるが、近年の新型戦闘機の登場によりさすがに能力不足の感は否めなくなってきており (特に搭載電子機器類及び搭載兵装)、航空自衛隊では能力向上改修の試改修を実施中である。また、今後さらにFLIR(前方監視赤外線装置)等の搭載も検討されている。

-性能・諸元-
全長19.4m
全幅13.1m
全高5.6m
空虚重量約 12.0t
最大離陸重量約 30.8t
最大速度約 M2.5
最大航続距離約 4,600km
乗員1名(J型)/2名(DJ型)
エンジン(従来型)P&W F100-PW/IHI-100 ×2(最大推力 11t/1基)
(改良型)F100-IHI-220E ×2(最大推力 10.64t/1基)
武装固定武装:M61A1 20mm機関砲×1
機外兵装:AAM-3 90式空対空誘導弾またはAIM-7 スパロー(最大4発)
製作三菱重工業(国産機体)/米国 マクドネル・ダグラス社(輸入機体)
石川島播磨重工(国産エンジン)/米国 P&W社(輸入エンジン)

F-15J イーグル
タキシング中のF-15J。
F-15J イーグル
順番が逆ですが、タキシングに向かうF-15J。
F-15J イーグル
帰投して駐機位置に停止するF-15J。
F-15J イーグル
給油中のF-15J。
この後の、エンジン再始動の時のジェットサウンドがまたたまりません。
F-15J イーグル
20mmバルカン砲の発射口。
機体の右側主翼前方についています。
F-15J イーグル
AIM-7の搭載ステーション。
将来的にはここにAAM-4が搭載されるようになるでしょう。
F-15J イーグル
エンジンノズル周り。
複雑な構造がよくわかります。
F-15J イーグル
20mmバルカン砲の本体を正面方向から。
毎分6000発もの最大発射速度を誇ります。
F-15J イーグル
20mmバルカン砲の機関砲弾。
航空自衛隊のF-15Jは、
戦闘機としては他国のものより多くの機関砲弾を搭載しています。
領空侵犯対応の時に機関砲のほうが便利だからでしょうか?
F-15J イーグル
機種右側面のメンテナンスハッチ。


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